こんにちは。アカシアです。
今回はVRMMOモノのなろう小説を紹介します。
一時期にちょっと流行ったVRMMO小説ですが、なんだかんだ言って私は大好きです。
流行が終わってしまったために、連載が途絶えてしまっている作品が多くて紹介しづらいのが難点ですが、今回紹介しているものは更新中・完結済みの小説に絞っていますので、安心して読んでください。
本記事は2023年9月時点の情報で記載しています。
【VR】ブレイブファンタジー【神ゲー確実】
作者:hikoyuki
20XX年、ついにVRMMOが世に解き放たれた……!
次々とリリースされ続けるクソゲーとデスゲームの洪水に翻弄される哀れで愚かなゲーマー達と、ゲーマーに対抗するべく明後日の方向へネジが飛んだ奇々怪々たるゲームを提供し続ける名だたる無能企業群。
この作品はそんな歴史の転換期、VR技術が発展した未来世界の掲示板と奇々怪々たるゲームを眺めるだけのサイコギャグホラーSFである。
近未来のVRMMOを舞台とした連作短編集です。
- ネット掲示板でのやり取りを描いた作品
- デスゲーム要素(笑)
- ブラックユーモア
本作は、VRMMOが実現した世界を舞台に、多種多様なゲームのプレイヤーたちの掲示板での日常を描いています。
本作の魅力は、ネット掲示板でのやり取りを描いている点です。プレイヤーたちは、ゲーム内の出来事や運営側のやり方に疑問や不満を抱き、掲示板で議論を交わします。そのやり取りは、リアルな掲示板を描いており、とても読み応えがあります。
VRMMOを舞台とした作品でありながら、デスゲームやブラックユーモアなどの要素を盛り込んだ、独創的な作品です。
職業、仕立屋。淡々と、VRMMO実況。
作者:わだくちろ
【11/20書籍発売】
効率、出会い、トッププレイヤー争い、興味なし。
私はとにかく黙々と収拾、生産、販売作業ゲーがしたいのである。
――――――と、思って始めたこのゲーム、実は色んな意味でヤバかった。
(現在アナザー編投稿中・カクヨムにも投稿しています)
メインストーリーは2022年に完結していますが、現在も週に1回、アナザー編が更新されています。
- ゆるいテンポで進む物語
- ビビアの可愛らしさ
- 掲示板要素
本作の主人公は、VRMMO「きまくらゆーとぴあ。」で仕立屋を営む少女・ビビアです。ビビアは、可愛い子に可愛い服を着せてあげたいという夢を叶えるため、VRMMOで仕立屋を始めました。
本作は、VRMMOを舞台とした作品でありながら、ゆるいテンポで進む物語や、ビビアの可愛らしさ、掲示板で繰り広げられる人間模様など、多くの魅力が詰まった作品です。
また、小説が11/20に発売されますので、是非チェックしてみてください。
新しいゲーム始めました。~使命もないのに最強です?~
作者:じゃがバター
マイペース主人公が好きなようにゲームを楽しんでいるうちに気づけば最強に。マイペースすぎて用意されたメインストーリー通りに進まず、お使いクエストもスルーして隣の獣道で最短距離を征く。
主人公がNPCに男女性別人外お構いなく好かれております。シリアスさんは時々出てきますが主人公によって撲滅される一歩手前なため、ゲームはお気楽極楽なまま進行してゆきます。
【※2018.04.10 TOブックス様よりじゃがバター名義で書籍化いたしました!ありがとうございます! 4/20に5巻ドラマCDがでます。ニコニコ漫画様でコミカライズが始まっております】
2015年に連載開始され、現在も月に1,2回のペースで更新されています。
- 無自覚最強の主人公
- 自由度の高いゲーム世界
- コミカルな展開
ホムラは、ゲーム内で無自覚最強の存在です。ホムラは、ゲームのシステムを理解し、最適なプレイをすることで、強くなっていきます。
本作は、コミカルな展開も魅力の一つです。ホムラの無自覚最強ぶりや、ゲーム内で出会ったプレイヤーたちのおかげで、物語は笑いを誘います。
いわゆる最強主人公ものですね。私はこういうのが嫌いじゃないです。
『Curse Nightmare Party』-邪眼妖精が征くVRMMO
作者:栗木下
呪詛が蔓延し、異形の化け物である魔物が跋扈する世界を舞台にしたVRMMO『Curse Nightmare Party』。
プレイヤーも呪いによって異形の姿を取り、呪いが込められた道具を操って戦うダークファンタジー系のゲームである。
そんな世界にて彼女は禍々しい妖精の姿を取って冒険を始めた。
2021年8月2日に完結しています。
- ダークファンタジーな世界観
- 主人公の成長
- 主人公による無双
本作の主人公は、VRMMO「Curse Nightmare Party」で「邪眼妖精」と呼ばれるタルです。タルは、呪詛によって異形の姿をとり、呪眼を扱うキャラクターです。
本作は、呪詛が蔓延し、異形の化け物が跋扈するダークファンタジーな世界観を舞台にしています。主人公は、物語の中で成長し、自身の呪詛をコントロールできるようになり、どんどん強くなっていきます。
こちらも最強主人公ものですが、インフレしていく主人公の強さが面白かったです。
読書好きが始めるVRMMO(仮)
作者:天 トオル
VRMMOが普及してしばらく。
今回発売された新しいVRMMO「abundant feasibility online」は世界有数の財団が資金を湯水のように使い作り上げたゲームであまりの作りこみによりまるで異世界いってしまったような感覚になれると評判だった。
読書好きの高校2年生 北条寺 翼 は普段あまりゲーム等に興味無かったが今回発売されたこのゲームではVRMMO初、体感時間の延長に成功したという報道を見て「今まで以上に本を読めるじゃないか!」と今回初めてとなるVRMMOをプレイすることを決める。
小説書くのが初めてなのでミスは沢山あると思いますが今後ともよろしくお願いします。
※不定期です。
ほのぼのメインなのでR指定と残虐描写は保険です。
実在する個人、団体とは一切関係ありません。
2019年10月1日に連載開始され、現在も月に1回のペースで更新されています。
- 読書好きの視点で描かれたVRMMO
- 温かい人間模様
- ゆるいテンポで進む物語
本作の主人公は、読書好きの高校2年生・北条寺 翼です。翼は、新しいVRMMO「abundant feasibility online」が、体感時間を延長する技術を採用していることを知り、読書をするためにVRMMOを始めることにします。
文章はやや稚拙ではありますが、読書好きの視点で描かれたVRMMOは、新鮮な作品です。VRMMOを題材とした作品は多くありますが、読書好きの視点で描かれた作品は珍しいと思います。
まとめ
VRMMOの小説が私はけっこう好きです。主人公が特別な力を持つことが多い故に、敬遠されがちなジャンルですが、あまり深いことを考えずに気楽に楽しむ分には十分に楽しめるのではないかと思っています。
また、人間模様が温かい作品が多かったですね。「実際の世界にそんなものはない」という意見もあったりしますが、VRMMO小説は所詮架空の世界について描かれていますいので、創作の世界くらいは暖かくても良いじゃない。が私の見解です。
そんなことで、みなさんにもぜひ好きになって欲しいジャンルです。
以上、ありがとうございました。
過去のブログ記事内でもVRMMO小説は紹介していますので、そちらもぜひ見てください。
- VRMMOをカネの力で無双する
- 打撃系鬼っ娘が征く配信道!